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want to be ...【短編集】
第6章 温泉旅行 2日目
「今のはっ…!そのっ、…ほんとに、口が滑って…」
「口が滑ってあんな恥ずかしい事言うの?
杏奈ちゃん、大胆〜」
「…!」
この男…
…でも。
蒼汰とのエッチは全然嫌じゃないし、今日の夜もあたしも楽しみにしている。
露天風呂でエッチなんてなかなか経験出来ないだろうし、蒼汰が喜んでくれるならあたしも嬉しいし…
「しゃーなし今は我慢すっから…その代わり、
露天風呂でマジで好きなだけ抱くからな」
「…ん」
蒼汰から顔を逸らして頷くと、身体を抱き起こしてくれて額にキスされる。
「…ほら、準備しよ?」
「…うん」
あたしに向かって差し出された手に、手を重ねた。
蒼汰SIDE
「なぁ美咲。その胸の肉さ、
何したらそんないっぱい付いたん?」
「?」
「ちょっ…こんなところで!
何でそんなおっぱい星人なのっ!?」
「だってさ、そんなほっせぇのに
なんでそこだけ無駄に肉付きいいの」
「遺伝かなぁ」
頬を膨らませてる杏奈が俺の足を踏んできてて、それが地味に痛い。
「遺伝か…そうだな、
そういや美雪さんも痩せてんのにでかかったよな。
吉岡家のDNA恐ろしいなぁ」
「大きくてもいい事ないよー?」
「んな事ないだろうよ。
大樹にたくさん可愛がって貰ってんだろ?」
「…あ?」
浴衣姿も最高に色っぽい大樹は、周りの女の観光客の視線を1人で集めながら美咲の肩を抱いてる。
…暑くねぇのかな美咲。
「…っか、可愛がってってっ…!」
真っ赤になってる美咲を見て
「可愛いー…!」
とうっとりしてる杏奈。
…うん。
ほんと可愛いよな、2人共。
「…み、美咲さん…
いらないならその胸のお肉あたしにくださいっ」
「いいよー?」
杏奈の言葉にあっけらかんと返事する美咲に苦笑い。
「ほんと、羨ましいですよ…
可愛くてスタイルよくて胸大きくて可愛くて
性格よくて頭よくて可愛くて可愛くて…」
…可愛くて多いな。
更に力を入れて俺の足を踏んづける杏奈。
…俺に八つ当たりか。
「杏奈のここは俺が育てたもんなー?」
「ぎゃ!?ちょ、どこ触ってんのっ」