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want to be ...【短編集】
第6章 温泉旅行 2日目






杏奈の身体を抱いて胸を揉むと、杏奈も顔を真っ赤にして俺の手を振り払う。


そして俺の足を踵で踏みやがった。


「…痛い!それマジで痛いっ」


「蒼汰のせい!」


「だから踏むな!」


取っ組み合いになってる俺らを見て美咲は


「ラブラブだねぇ」


なんて呑気に言ってる。


…大樹には睨まれてる。


17時に落ち合った俺らは、料理が来る19時までの間、外を散歩する事になり。


温泉街をゆっくり見て回った。


紅葉を見たり、お茶を飲んだり、お土産屋を見たり、写真を撮ったり。


今は4人並んで足湯に入ってるところで、何気3か所目だったりする。


凄ぇな温泉街って…色んなところに足湯あんだな。


鼻歌歌ってる美咲は随分と機嫌がよろしいらしい。


大樹は美咲をすっげー優しい目で見つめてる。


…俺の足は相変わらず杏奈の足の下。


「ごめんって杏奈…
後でさっきのストラップ買ってやるから」


「…お揃いがいい」


「喜んで」


「4人でお揃いがいいっ」


「…4種類もあったか?」


「5種類あった」


「ならお揃いにするか。
んでそろそろ俺の足限界です許してください」


「…蒼汰のバーカ。おっぱい星人」


「妬くな妬くな」


「…もー!バカーッ」


「痛い!痛い痛いいててててて」


次は踵でぐりぐりし始めて、マジで痛くて若干涙目になる。


「もう…」


ようやく足を離してくれて、拗ねて俺にくっつく杏奈が可愛すぎる。


俺の腕に自分の腕を絡めてぶらぶらさせる杏奈はしばらく足元を見つめてたけど、気付いたら隣の美咲を見てた。


2人は肩を寄せ合って足の大きさを比べてて、俺から杏奈の表情は見えないけどまたいつものようにうっとりしてんだろうな。


俺はもう大樹と美咲のラブラブは見慣れすぎてるから相変わらずだなーくらいにしか思わないけど、杏奈は違うらしい。


そして、はぁ…とうっとりとしたため息を吐いて俺を見上げた。


「あぁ、大樹さんになりたい…」


「…」


突然何を言い出す。


「…あ?なりたいつったら美咲の方じゃねぇの?」


「ううん、美咲さんをずっと見つめてたいから
大樹さんになりたい…」


「…、あぁ…」


こいつほんと美咲大好きだな…


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