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溺れる恋は藁をも掴む
第2章 初めての夜
服を脱いでシャワーを浴びた。
フローラル石鹸の香りがバスルームに漂う。

シャワーに打たれながら、
さっきのアキとのキスが蘇る。
甘く蕩けるキス。
身体がその先を求めた。
アキとセックスしたい‥‥‥




そんな時、
バスルームに裸のアキが入ってきた。

「あっ⁉︎‥‥‥
イヤ‼︎‥‥‥‥‥」
びっくりして声が出た。


裸のアキが私を抱きしめる。
余りの突然の事で、
私の頭も身体もフリーズ状態。

アキは、やや強引に抱き寄せて
私の顎に指を添えて持ち上げ、
唇の位置までかがんでキスをしてきた。


キスが終わると、
「一緒に浴びよう」
耳元で囁く。

まだ驚きを隠せない私は、
恥ずかしさの中、
両手で胸をおさえて身体を隠す。
そんな私をアキは覆うように抱きしめる。

そのままムードに流され、
シャワーに打たれながらキスを繰り返した。


恥ずかしさを越えて、
こんなエッチなシチュエーションに、
段々とその気になっていく。


アキの首に手を回す。
アキは私を支えるように腰を抱く。
肌と肌が触れ合う。



「華、続きはベッドで‥‥‥ね‥‥」




甘く囁くアキ。

私は、
「うん」と頷く。


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