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溺れる恋は藁をも掴む
第2章 初めての夜
バスタオルで身体を拭き、
バスローブを纏う。


ベッドへと歩き出す。
全て青で統一されたダブルベッドを目の前に、
後ろからアキが抱きしめる。

下ろした髪をかきあげられ、
首筋に唇を這わす。

ビリビリと電気が走ったような衝動が、
身体中を駆け巡る。

バスローブを脱がされ、
裸になる。

唇が背中に移動して、
上から下へと舌先でなぞるように動く。

「あっ‥‥‥」
私はされるがままになり、
声を出さずにはいられない。





この先を期待しちゃう。
もっと、エッチな事をして欲しいと、
身体が要求し始める。



気持ちいい‥‥

アキとセックスしたい‥‥

もっと‥‥
して‥‥


言えない本音を隠して身を委ねる。


アキの手が私の前に移動し、
掌で胸を覆う。
アキの掌は胸捉えて、
親指と人差し指で乳首を優しく捻るように、
弄りだす。

「う‥‥‥あっ‥‥あん‥‥」
声を我慢するのは、もはや不可能。

アキの指先が乳首を弄りだす。

この現実が、余計に私を恥ずかしさと気持ち良さの合間で、感じる女の反応にさせていった。

前屈みになり、女の声を上げる私。

アキの指の動きは止まらない。

「あっ‥‥ダメ‥‥だょ‥‥
立ってらん‥‥な‥‥ぃ‥‥」

アキの腕に力が入り、
私を振り向かせて唇を奪う。

強引に割って入る舌。
私の舌を捉えて絡ませ、
そっと吸い寄せる。

「う‥‥ゔぅ‥‥」

唇が離れた時、

アキは私と青の世界へダイブした。
裸のまま重なり合い、
深い深い海の底の神秘の扉を目指して‥‥‥









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