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時計草
第5章 レイコ…31歳

レイコから連絡が来たのはそれから半月以上も経ってからだった。
ちょっと準備したいからちょっと待ってね…と言われていたが
いつまでたっても何も言ってこない。
練習なしでしちゃったからもう必要なくなっちゃったのかな?
私もOK…とは言ったもののどのように扱っていいのかわからないから
ダメならダメで別に困らないけど…
と思っていた矢先の誘いだった。
約束の場に来てみるとレイコの印象はすっかり変わっていた。
ホルモン治療をやめた身体は全体に丸みが消えていて、
シャツにパンツというラフな服装のレイコは
優しい顔立ちながらそれなりにオトコの雰囲気を呈している。
ちょっと目を瞠ると“いい男だろう?”そう言って私の手をとった。
ホントね。女にしておくのはもったいないわ…
タクシーで向かった先はちょっとおしゃれなシティホテル。
せっかくだから一緒に食事をしようと思って予約をとっておいてくれたのだった。
“彼女とデートの予行練習?”と聞くと
“ヤボはなし…”と言って笑っていた。
ちょっと準備したいからちょっと待ってね…と言われていたが
いつまでたっても何も言ってこない。
練習なしでしちゃったからもう必要なくなっちゃったのかな?
私もOK…とは言ったもののどのように扱っていいのかわからないから
ダメならダメで別に困らないけど…
と思っていた矢先の誘いだった。
約束の場に来てみるとレイコの印象はすっかり変わっていた。
ホルモン治療をやめた身体は全体に丸みが消えていて、
シャツにパンツというラフな服装のレイコは
優しい顔立ちながらそれなりにオトコの雰囲気を呈している。
ちょっと目を瞠ると“いい男だろう?”そう言って私の手をとった。
ホントね。女にしておくのはもったいないわ…
タクシーで向かった先はちょっとおしゃれなシティホテル。
せっかくだから一緒に食事をしようと思って予約をとっておいてくれたのだった。
“彼女とデートの予行練習?”と聞くと
“ヤボはなし…”と言って笑っていた。

