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第18章 罪悪感

「 うっ 、嬉しかったの … 」

「 … ハルとっ、ひとつになれて 」

「 私、ハルが … ハルのことが … 」


「 … 好きなのっ。」



その言葉と同時に
再び大量の涙が溢れだす



「 好きだからっ … 離れたくないの 」

「 もう … 止まんないの 」

「 … お願いだからっ 」

「 私の前から消えないで … っ　」




言った。自分の感情を。
泣きながら言葉に出した。
涙が止めどなく流れる。


自分の手で、腕で
流れる涙を何度も拭う



すると遙がギュウと私の身体を抱き締めた




『 … そんなこと 』

『 そんなこと、言われなくても 』



『 わかってる 』




少し遙の声が震えた気がした。
遙は言葉を続ける




『 俺が離れられないよ … 』



情けないな、俺。とでも言う様に
ふっ、と小さく息を吐き言う。



『 でも音夢が それを望んでるなら 』


『 音夢の前から消えないことを望んでるなら 』



ゆっくりと呟くように言葉を出す

二人の視線が交わる



『 … それを全うするよ 』