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大きな瞳に映るのは
第14章 月曜日


― 生徒会室 ―



『 今日も遙は欠席 … と。』


蒼真がせっせこと何かを書いている。

奏先輩はいつも通り落ち着いた様子で書類に目を通している。


どうやら夕先輩待ちのようだ。




『 あ、そういえば木下 』


私を見て口を開いたのは蒼真だった。


『 今日進藤が木下の話してたけど、なんかあった?』

「 あー… 」


思い出してちょっと嫌な表情になる。

それに蒼真と奏先輩が気づく。




『 進藤って、あの問題児ですか? 』


眉間に皺を寄せながら奏先輩が口を開く。
ばつの悪そうな表情をしている。



『 そう、進藤が木下に会ったって。』

「 あー… まあね… 」

『 何もされてない? 』



蒼真が何かに気づいたように聞いてくる。



『 何かされたんですか? 』



それにつられるように奏先輩も聞いてくる。



「 や… なにもされてないけど… 」

『 … けど? 』



蒼真がやたらと聞いてくる。
こんなこと滅多にない。



ガラッ


『 おっまたせーいっ! …て 』


夕先輩がいつものテンションで入ってくるが
雰囲気の違う私たちに気づいたようだ。



『 今日はやけに心配性ですね、蒼真 』

『 いや … 別に普段と変わりありませんよ … 』


蒼真は視線を背ける


『 で、何もされてないんですよね? 』


改めて奏先輩が聞いてくる。


『 ちょ、何の話? 』


席に座りながら夕先輩も言葉を交わす。



『 まぁ、さっさと今日の議題始めましょうよ先輩 』



先陣をきったのは蒼真だった。
話がもつれるのは、面倒だったので
助かった… と肩を撫で下ろす。


夕先輩は 俺だけハブりかよー! なんて言っているが
奏先輩は、完全無視で議会を始めた。



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