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サイドストーリー4
第6章 数学のセンセイ②
「高校なんかどこに行っても同じだよ。それよりデートしようぜ」

この子、一生懸命になることってあるのかな?

「ねぇ。志望校3つ上げて、合格したらデートしようか?」

なんでこんな事を言ったのか。
今までの私からは想像もつかなかったけど。
この子が一生懸命勉強する姿を見たかったのかも。
しかも、私との約束のために。

「弥生ちゃんさ?3つって気軽に言うけど、
3つ上げたら県内でトップクラスの学校になるけど?」
呆れたようにそう言えば
「でも、私とデートしたいんじゃないの?」
とたきつけてみる。
そこまでの・・・魅力は私はないかな?

じっと私の目を見て智樹君は中学生とは思えないような顔つきでニヤッと笑った。

「じゃぁ、その上を目指そうか」
「え?」
「どうせならとことんやろうぜ」
「・・・・」
「弥生ちゃん、自分の初デートを賭けるのに3ランクアップの合格は安売りし過ぎ。
4ランクアップで合格してみせるよ」
「・・・・」

「俺さぁ。いい加減に見えるけど。弥生ちゃんに本気なんだよね」
「・・・・」

「15歳の子供がどこまで21歳の大人の女に本気かって見せてやるよ」

そう言った半年後。
智樹君は見事に合格した。


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