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サイドストーリー4
第21章 虹色の楽譜②
「6年前、ここで茜さんに出会わなかったら、今の俺はいない」
「奏くん・・・」
「モノトーンだと評された俺の音は、茜さんによって色が付けられて
そして。世界に行くことが出来たよ」
「うん」
「ありがとう。茜さん」
「・・・・」
「この曲、覚えてる?」
と、二人にとって懐かしい思い出の曲を弾いてくれた。
「うん。私たちの曲だね」
こんなに楽しいんだから、この曲は俺たちの曲にしよう。
笑いながらそう話したっけ。
「茜さん。今から半年間、ヨーロッパツアーが始まって
半年間は多分日本に帰ってこれない」
「うん。分かった」
「半年後、ほんの少しだけとツアーの後休みを取るから、
一緒に過ごさないか?」
「え。ホント?日本で?海外で?」
「海外で」
「うん。一緒に過ごしたい!どれぐらい?有給を取るわ」
「有給じゃなくて・・・・」
「ん?」
「俺の身勝手で申し訳ないけど、辞めることは可能だろうか?」
「え・・・?」
「奏くん・・・」
「モノトーンだと評された俺の音は、茜さんによって色が付けられて
そして。世界に行くことが出来たよ」
「うん」
「ありがとう。茜さん」
「・・・・」
「この曲、覚えてる?」
と、二人にとって懐かしい思い出の曲を弾いてくれた。
「うん。私たちの曲だね」
こんなに楽しいんだから、この曲は俺たちの曲にしよう。
笑いながらそう話したっけ。
「茜さん。今から半年間、ヨーロッパツアーが始まって
半年間は多分日本に帰ってこれない」
「うん。分かった」
「半年後、ほんの少しだけとツアーの後休みを取るから、
一緒に過ごさないか?」
「え。ホント?日本で?海外で?」
「海外で」
「うん。一緒に過ごしたい!どれぐらい?有給を取るわ」
「有給じゃなくて・・・・」
「ん?」
「俺の身勝手で申し訳ないけど、辞めることは可能だろうか?」
「え・・・?」