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サイドストーリー4
第4章 噂をすれば恋
初夏だというのに、着いた高原は肌寒くて
空気がひんやりと透明だった。

「ほら」
と差し出された上着を着て
二人で少し歩いた。

辺りはゆっくりと薄暗くなって、
持ってきた毛布に用意がいいなと思いながら
二人で包まって、あっという間に暗くなった空を見つめた。

「うわっっ!」

真っ暗な夜空に浮かび上がったのは
それこそ無数の星で。
横浜から2時間電車に乗っただけなのに
この星の数にびっくりした。

「なに・・・これ。すごい!」
「真樹。これが山梨から見る天の川。真樹に見せたかったんだ」
「これが・・・天の川、かぁ」

初めてみる星の数と
初めてみる天の川に感動してずっとずっと眺めていたい気分だった。

「俺たち、横浜と山梨で離れてて、お互いにさみしい時とか
辛い時にそばにいることはできないけど。
それでも、一生ずっと一緒にいたいんだ」
「金子さん・・・」

「真樹。結婚しよう」
「金子さんっっ」

「私、私仕事辞めたほうがいい?」
「やめたいのか?」

1枚の毛布の中で抱き合ってそう聞かれる。

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