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鬼灯
第2章 鬼
それからというもの、男は私を抱いたあとも帰らなくなった。
美月が帰るのを待って、美月を抱いてから帰るのだ。
初めの頃こそその営みは静かに行われていたが
次第にその行為は激しさを増していった。
抵抗する美月の声はいつしか善がり声に変わり
悲しみの泣き声から、悦びの泣き声に変化していった。
しかも、自分には一度しか与えてくれないのに
美月には2度も3度も与えている…
悔しい…
いつしか私は美月に嫉妬するようになっていた。
男が鬼なら…私の中には夜叉がいるのだろう…
大事な大事なかわいい美月は、いつしか憎いオンナになっていた。
だが…自分は何もできない。
忌まわしいこの身体…男を一度しか悦ばすことができない…
なのにこんなにオトコを欲してしまう。
…美月を憎む自分が忌まわしい…
美月が帰るのを待って、美月を抱いてから帰るのだ。
初めの頃こそその営みは静かに行われていたが
次第にその行為は激しさを増していった。
抵抗する美月の声はいつしか善がり声に変わり
悲しみの泣き声から、悦びの泣き声に変化していった。
しかも、自分には一度しか与えてくれないのに
美月には2度も3度も与えている…
悔しい…
いつしか私は美月に嫉妬するようになっていた。
男が鬼なら…私の中には夜叉がいるのだろう…
大事な大事なかわいい美月は、いつしか憎いオンナになっていた。
だが…自分は何もできない。
忌まわしいこの身体…男を一度しか悦ばすことができない…
なのにこんなにオトコを欲してしまう。
…美月を憎む自分が忌まわしい…

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