この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
兄の狂気
第3章 誘 惑







…負けねーし!


「そうですか…分かりました」


「必死だね〜、木原くん」


「…え」


「私服。いつもおしゃれだけど、
今日は特に意識したでしょ」


…バレてる!


「…そんな事ないです」


「あるよ、瞳の為に頑張った自分を否定しないの〜」


「…」


うわ、最もなこと言われた…


「早くくっつきなよ君達」


こっちのセリフです。


翔太うるせんですよ、美音ちゃん美音ちゃんって。


…美音ちゃん、か。


俺も瞳ちゃんって呼びてー!


いや、瞳って呼び捨てしてー!


「今ちょっと難しいんですよ」


「…何今の突然の笑顔からの真顔。何で?」


「思わぬところから強力なライバル出現…というか」


「今更じゃん」


今更…


「瞳、昔からモテてるって言ったでしょ。
付き合ってたやつと別れるのも苦労したくらいだよ?
その思わぬライバルが1人か10人か知らないけど、
ライバルを気にしてるようじゃまだまだだね〜」


「えー…どうすりゃいいんですか俺」


「そのライバルを押し退けてでも、蹴り散らしてでも
瞳がほしいって思わないの?」


その言葉は俺の心にすとんと落ちた。


「ほしいです」


「おっ、いいね即答」


「俺頑張ります。ありがとうございます」


「頑張れ〜」


俺はひらひらと手を振る花村さんに頭を下げた。


/91ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ