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第3章 秘密の告白

『さ…最近ね


ドＳ王子とか…
ドＳ…上司？とか


…あと、壁ドンとか！

流行ってるでしょ？



そーゆーのとは…
また…違うのかな？



クラスの子がねっ


「この間、彼氏がさ～、なんかドＳぶりたかったのか知んないけど
喧嘩してる時、壁ドンとかしてきたわけよ。
で、イラっとしてスネのとこ蹴っ飛ばしてやったら涙目で悶絶してやがったのね！
それ見ながら、自分絶対ドＳだなって確信したよね～っ！」


なんて、笑いながら
話してたの。


そしたらほかの子が


「いーじゃん壁ドン！
うちの彼氏絶対してくんなさそう。
完全草食系だもん。

あたし、絶対Ｍなんだよね～元彼Ｓだったし。

優しいばっかりの男って、なんか物足りないんだよね～！
壁ドンで激しいキスとかされたいな～っ」


て会話があったのね。


それで

私の解釈としては

ＳとＭでＳＭってこと
だと思ったんだけど…



違った？』




『まぁ…


単純に言えば

そーゆーことだけど。



つーか

女子の会話って…



容赦ないね』




そう言って
佑貴は苦笑した。



『じゃあ、麻由莉は…

Ｓって
意味わかってる？』



『えーと…


なんか、ちょっと
意地悪いってゆうか…
人あたりが強い感じの
人のこと？

あ！
草食系の反対だから
肉食系…的な！？』



『…じゃあ、Ｍは？』



『Ｍねー


えーっと…
そーだなー

ＭはＳの反対の性格ってことだよねー？



じゃーやっぱり


草食系で…
優しい人？

あ！それか
気が弱い人…とか？』



『…なんか…

ちょっとめんどくさくなってきた…』




『え？』