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妄想が膨らんじゃうの♡
第3章 青木マオ
…
時は放課後
「先生、彼女いるんですか?」
まゆみは少し顔を俯かせながらマオにきく。
教室を夕日が差し込む。
二人の顔を赤く縁取る。
「さっきクラスでも言ったでしょ?ひ、み、つ」
マオは困ったように言う。
「でも!私、青木先生に、触りたいんです! 」
「ちょっと落ち着いて、桜田、僕は…先生だよ?」
さらに困ったようにマオは言う。
「そんなの関係ないです!わ、私は…先生のこと本気です」
まゆみはグッとマオの目を見つめ、話す。
「桜田…」
マオの瞳が揺れる。
大人にしては少し幼さの残る瞳である。
「ほんとに本気なんです…」
まゆみは先生にスッと近寄る。
二人の唇がくっつきそうな影が床に落ちる。
マオはまゆみの夕日できらめいた瞳を見つめる。