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妄想が膨らんじゃうの♡
第3章 青木マオ
「おーい、席つけー。点呼すんぞ」
新しいクラスの新しい担任は大きな声で生徒を席に着かせる。
まゆこはまだ名前も知らない新しい担任を見た瞬間、じわっと下半身が疼くのを感じた。
「どうも、このクラスの担任の、青木マオです。これから一年間よろしくお願いします」
青木マオは白い歯を見せながら青年のような笑顔を生徒にむける。
「青木先生!彼女いるんすかー?」
一人の男子生徒がおちゃらけた調子できく。
「え、それは…」
マオはどうしたら良いかと考えをめぐらす。
マオはつい先週に1年半付き合っていた彼女と別れていた。
「ひみつかな…?」
マオは人差し指を口にあてて、イタズラっぽく言う。
クラスはあーだこーだと騒ぎ出す。
まゆみは、青木マオを見つめながら始業式早々、スイッチが入る。