パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 進展

―隆介とカラダの関係はなかった。―

キスの嵐…

〝いよいよ…〟

と待ちわびて居たのに…

―pipipi―

隆介の携帯だった。

雰囲気は一瞬で崩れた。

｢もしもし？何？｣

《りゅーすーけー―#€$☆×#＊+=%>》

｢あぁ、今日は無理｣

友達なのか女の声しか聞こえず

何を言ってるのかは聞き取れなかった。

〝ふざけんなや。〟

心の中で怒りを抑えた。


電話を切ると立ち上がり

｢俺ん家行く？｣

『…。』

―もしかしたら今夜……―

なんて想像していたが学祭後で

隆介の友達はまだ盛り上がって居る。

また電話で呼び出しがあるかもしれない。

気が引ける…

『今日は友達優先にしよ。

志穂も戻るわっ』

｢そっか…わりぃな｣

そう言って隆介は去って行った。