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鬼畜倶楽部
第3章 調教
『だいぶ、上手になったじゃ無いか。』

『コレなら、もう十分筋や血管を傷めずに、吊ることもできると思うぞ。』

大学4年の伊東 優は、この1年で、緊縛の基礎をしっかり教わり、身に付けていた。

『ありがとうございます。これも、竜鬼さんのおかげです。』

伊東は、そばで見ていた男に頭をペコリと下げた。

伊東の側にいる男の名は、竜鬼(リュウキ)と言う、SM業界では名の知れた緊縛師であった。

1年前に、竜鬼が露出調教している所に偶々、出くわした、大学生に自分の奴隷のかおりを、辱め穴を使わせて、調教と言う淫靡な行為を体験させた。

それからは、毎回 露出調教の時には、伊東を呼び出して、かおりの相手をさせながら、SMの世界に引きずり込んでいった。

そして、伊東に、自分の技術を教え、自分独自の鬼畜倶楽部という、非営利のSM団体を作った。

現在、会員は女性3名、男性は竜鬼と伊東の2名と小さな団体から始めた。

今まで、色んなSM系の店や団体から誘いがあったが、竜鬼の嗜好とは合わない事や、相手都合の日程や時間に気が向いた時だけ、緊縛師として活動していた。

偶々、出会った青年の、デカく長いイチモツを見て、更には、 かおりの今まで見た事の無い、感じ方を見て、この青年を自分の調教の手伝いをさせようと思い、連絡先を交換し、露出調教の時には毎回3人で、楽しむ事にして、緊縛や露出調教の楽しさと興奮を覚えさせていった。

そして、約1年かけて、伊東には、自分の技術のほぼ全てを教えた。

『今日から、自分の奴隷を探し作りなさい。』

『今現在、倶楽部には8名の入会希望者の女性がいる』

『まずは、面接をして、自分の好みの女性を縛ってみなさい。』

『女性が、お前の縛りと調教に満足出来たら、月に1回の調教をして行きなさい。』

竜鬼は、伊東に一人で何処まで出来るか、試す事にした。
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