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鬼畜倶楽部
第4章 初体験

ピッ

ガチャ ドアを開け竜鬼が部屋に入って行った。

伊東は、扉を押さえて、かおりと夏帆を先に入る様に促し部屋に入った。

部屋は、セミスイートで、適度な広さの部屋とベットルームが別にあり、ベットルームにはダブルベットでは無く、少し広めのツインベットが置かれてあった。

『竜鬼様、コーヒーお飲みになりますか?、夏帆さん、じんさんも、お飲みになりますか?』

かおりが、尋ねると竜鬼はブラックのコーヒーを頼んだ。

2人も、コーヒーをいただく事にした。

テーブルを囲んで、2人掛けのソファーと1人掛けのソファーが2つあり、竜鬼とかおりが、2人掛けに座り、伊東と夏帆は別々に座った。

竜鬼は、ブラックのコーヒーを飲み終えると、クロークから黒のスーツケースを持って来た。

『じん、高手小手を、見せてやりなさい。』

そう言うと、竜鬼はかおりに目をやり、立て!と言わんばかりに目で合図した。

かおりが立ち上がると、伊東は、スーツケースを開けた。

スーツケースの中には、何本もの麻縄が入ったいて、その他にも、沢山の玩具や器具の様な物まで入っていた。

スーツケースの中を覗く様に夏帆は、興味深々に見ていた。

伊東が、1本の縄を取ると、かおりは何も言われていないのに、自ら服を脱ぎ始め、下着姿になり、更にブラジーまで外して、ショーツに手が掛かった時に、竜鬼が

『そこまででいい』

そう言われて、かおりが手を止めた。

夏帆は、この状況を見て、竜鬼とこの大学生が、目の前で女性が裸になっているのに、驚きや卑猥な目で見るわけでも無く、ごく当たり前の朝起きて、歯を磨く事の様に、無関心の振る舞いに驚いていた。

夏帆の方と言えば、同性でも目の前で見られながら裸になる事など、普通には出来ない、ましてや、異性の前でしかも複数の男性の前でなんて、子供の時に位しか記憶にない。

夏帆は、そんな光景を目の当たりにして、やはりかおりさんと竜鬼さんの言った事が本当で、目の前の大学生が縛った作品に見惚れていたのかと、疑心の中で、もしかしたらと思う様になっていった。







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