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鬼畜倶楽部
第4章 初体験

『夏帆さん』

『夏帆さん?夏帆さん』

竜鬼が呼んだ。

『は はい!』

夏帆は、ぼーっとして、一瞬自分が呼ばれている事に気がつかなかった。


『縄をいいかな』

竜鬼が夏帆から縄を受け取り、縄をグイグイと引っ張っていった。

『あっ あん〜』

かおりは、相変わらず妖しい喘ぎを漏らしていた。

『夏帆さん、服の上からなら大丈夫でしょう、じんの縛りを体験してごらん。』

夏帆は、黙って竜鬼と伊東を交互に見て、下を向いて頷いた。

『はい・・・』

もしかしたらと、竜鬼の呼び出しに、覚悟はしていたものの、何度も悩み、何度も挫折し、やっと勇気を出して竜鬼のサイトに、メールしここまで来たのに。

憧れの、緊縛師ではなく、自分よりも、年下のしかも、大学生の作品に欲情していたと思うと、少し悲しくなっていたが、何故か、身体は興奮し目の前で行われた、緊縛行為をされたいと、頭ではなく、身体が欲していた。

『夏帆さん、では立って下さい。』

伊東が、口を開けた。

『さっき見ていましたよね、同じ様に手を後ろに組んで下さい。』

『痛かったら、言って下さいね。』

そう言って、縄を取った。

夏帆は、憧れのそして、何度も妄想した、縛りを今、まさにされようとしていた。

『まずは、手を縛りますね』

そう言うと、手首に縄を掛けて、何回か手首に回すと、ぎゅっ、と手首に縛られた。

夏帆は、それだけで、鼻息が荒く、肩で息をするかの様に、ドキドキして心臓の音が聞こえてまうかと思うくらいに、興奮していた。

縄が胸の上に掛かった時に、伊東の手が乳房に触れた。

あっ それだけで、ビリビリと身体に電気が走った。

『痛くないですか?もう少し締めますよ。』

そう言って更に縄をキツく絞った。

『はぁ はぁ はぁ』

縄が張られ胸の上に食い込んで、息をするのさえ苦しいくらいに、興奮していた。

そして今度は、胸の下に縄が横切る、また乳房に伊東の手が触れ、ビリビリと痺れる感覚に襲われた。

更に、腕がぎゅっと閉まると、一気に登り詰めるかのように、子宮が反応し、身体の中から汁が垂れて来るのがわかった。

顔は高揚し、息をするのが苦しく、過呼吸気味になってしまった。

『はっ はっ はっ 』

そんな夏帆を見て、伊東が

『夏帆さん、ゆっくりと息を吐いて下さい。』



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