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鬼畜倶楽部
第4章 初体験

伊東が、竜鬼に目で合図してから、10分後位に、紺のタイトスカートのスーツ姿の女性が、喫茶室に入ってきた。
辺りを見回す様にして、竜鬼の方を見ると、足早に竜鬼の元に歩み寄った。
『竜鬼さんですか?』
『ああ どうも、岡崎 真子さんですね』
『はい、初めまして』
深々と頭を下げ、岡崎 真子は、言葉にした。
『初めましてではないですね。』
少しハミカミながら、竜鬼を見て言った。
『素敵ですねー』
竜鬼は、お世辞を言いながら、ソファーに座る様に促した。
ソファーに座ると
『何がいいですか?』
竜鬼が、真子にオーダーを聞いた。
『ありがとうございます。ではコーヒーをお願いします。』
竜鬼は、店員を呼びコーヒーを頼んだ。
『改めまして、竜鬼です、今日はわざわざすみませんね。』
竜鬼が、言うと、真子が話し出した。
『いえ、こちらこそ、ありがとうございます。竜鬼さんのブログ楽しみに見てました。』
『何だか緊張しますね。』
真子は、少し緊張気味に答えた。
竜鬼が、口を開いた。
『今日は、真子さんの緊縛体験を頼む相手と会って貰おうかと思ってお呼びしたんですよ。』
『もう少ししたら会いに行く事に成っているんですが、いいですかね?』
真子は、少し安心した様な顔をして
『そうですか、実は私も、家を出る直前に会社から連絡があって、夕方から少し会社に行かないとならなくて。』
『時間が無かったので、取り敢えず竜鬼さんに会って話そうと思ってたんです。』
『そうでしたか、それでスーツ何ですね。』
『はい、1度帰る時間があるか分からなかったもので、すみません』
『いえいえ、スーツ姿も素敵ですよ。』
竜鬼は、そう言って、真子にこれから会う、緊縛師の事を話していった。
『そうですね、竜鬼さんじゃ無くて少し残念ですが、どんな方かドキドキします』
真子は、官能小説でたまたま縄に縛られて、陵辱される女性の話を読んでから、興味を持ち、ネットで縄や縛りを検索している時に、竜鬼のサイトを見つけ、今回の体験を申し込んで来た女性であった。

