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鬼畜倶楽部
第4章 初体験

金曜の夜
じんは、ホテルのラウンジのソファーに座っていた。
そこへ竜鬼が、やって来た。
『お待たせ。』
『すみません、勝手を言って。』
じんは、ソファーから立ち上がると竜鬼に挨拶をした。
ソファーに座った竜鬼が
『また、手の込んだ事を思いつくな』
『初めてなので、出来るだけ上手く行く様にと思いまして。』
『前回は、竜鬼さんに考えて頂いたので、これからの事を考えて、自分でも色々策を考えないとと思いまして。』
じんは、前回の夏帆の時の様に、全て此方の思惑通りに事が進んだのは、やはり事前の準備が必要だと改めてわかったからだ。
『前回の夏帆さん、ホテルの部屋を出てからは、竜鬼さんの思っていた通りに、狐につままれた様な顔してました。』
『そして、竜鬼さんが言った通りに、もっとして欲しそうな顔してましたから。』
竜鬼の言っていた、事前の準備が大事だというのとを理解した様に言った。
『まあ、全てを与えるのでは無く、焦らしが必要だ。』
『あくまでも、此方が相手をリードして行かないとな。』
『はい、良くその意味がわかりました。』
何度も頭を下げて頷きながら、竜鬼に今回の趣旨を説明しだした。
『前回の様に、やはり事前に見せて、少し体験して貰おうかと、そして夏帆さんにも刺激になる様にと思いまして。』
じんの、準備に竜鬼も中々いいアイデアだと感心していた。
『で、私は部屋へ連れて行けばいいんだな。その後はどうする。』
『はい、竜鬼さんには、真子さんを縛っている時に、夏帆さんに刺激を与えてくれれば、あとは竜鬼さんのその時の状況に合わせてして頂ければ。』
竜鬼は、じんの説明を聞いて段取りなど、2人で確認しながら明日の調教の話をしていった。
明日の話が程々に済むと、竜鬼が
『飯でも食べて、明日に備えるか。』
竜鬼はじんと、ホテルを出て駅前の小洒落た居酒屋に向かった。
居酒屋では、余り深酒はせずに、軽めに食事をメインにして、今までの事や、前回の事などを話して、ホテルに戻った。
ホテルのフロントからじんが、カードキーを持ってきて、2人してホテルの部屋へ向かった。
『明日が楽しみだな、明日は夏帆さんを上手くリードしなさい。』
竜鬼に励まされて、2人は明日の朝まで眠りについた。

