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鬼畜倶楽部
第4章 初体験
『そうですね、竜鬼さんじゃ無くて少し残念ですが、どんな方かドキドキします』

真子は、素直に自分の思いを伝えた。

『悪気はないんだが、今回の緊縛体験は、全てこの後合わせる男に頼んであるんだよ。』

『その代わり、私が保証する。きっと真子さんも気に入ってもらえると思うよ。私と違って、若いが腕も良いし見た目も良い。』

そう言って、話を進めた。

『真子さんは、陵辱される様な事に興味があったんだよね? 官能小説から縄に興味を持ったと』

竜鬼が尋ねた

『はい、前にも話しましたが、縛られたまま言葉で辱められる、そんな場面にドキドキしてしまいます。』

『だから、竜鬼さんのブログで見た、"かおりの変化"が一番印象的でした。』

真子の最初に見た竜鬼のブログの内容の事だった

かおりの変化とは、かおりが縄に酔い始めた頃の内容を綴った手記であった。

内容は、調教に慣れはじめ少し、かおり自身に余裕が出始めて自ら縄に身体を委ね、調教を受けるのではなく、調教を求める様になった事を書いたものだ。

そして長い時間縛りだけの調教に言葉での陵辱にかおりが興奮し、初めて縛りだけで登りつめた時のものであった。

『あのブログは、動画になっていたので、竜鬼さんの口調や言葉が凄く興奮しました。』

『しかも、初めての動画だったので、写真と文章の物に比べて、生々しいと言うか、リアルさがあり、恥ずかしながら何度も見返して・・・自分に置き換えて・・・』

真子は、話しながら、思い出している様な顔になっていた。

『そうだったんだね、其れなら今日は丁度良かったかもしれないね』

竜鬼は、言いながらニヤリとして真子を見ていた。

真子は、竜鬼の丁度いいの意味がわからなかったが、取り敢えず頷いて話を聞いていた。




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