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Dolls…
第17章 悪魔のささやき

答えが出ないままベッドに横たわっていたが、いくら考え事をしていても人間の本能には勝てない。



━━グゥ…。

私の胃袋が空腹を知らせるかのように小さく鳴いた。

「あ…」

こんな時ですら私の頭の中は暢気だ。

どれぐらい眠っていたかはわからないが、窓から見える空はもう真っ暗だ。


今、何時だろう?

きっともうすぐ食事の時間だ。


いつもなら椎葉さんが部屋まで迎えに来てくれるけど、今日は幼馴染みの安藤さんが来てるから私に構う時間はないかも。

安藤さんの事、苦手そうだったけど久しぶりに会ったんだし積もる話も沢山あるだろう。

時間がわからないだけにここでこのまま待っててもいいけど、今は椎葉さんの顔をちゃんと見る自信がない。

それに、このまま部屋にいても椎葉さんが迎えに来るかも知れないし

自分でダイニングに行くも、ここで待つも一緒だ。




今朝、椎葉さんからプレゼントされた服を来てダイニングへ向かおうかと思ったが安藤さんも同席するかも知れないからあまり気が進まない。

また安藤さんに怪しまれるかも知れない。


この部屋着の上に薄いカーディガンを羽織るぐらいにしとこうかな。


「はぁ…」

椎葉さんの顔を見る自信がないし、今日の食事は何だか憂鬱な気分だけど、いつまでも閉じ籠ってたら逆に心配かけてしまう。

仕方無くベッドから下りてカーディガンを取りにクローゼットに向かおうとした時だ。







━━━━━「だから…、お前は…」

━━━━━「俺は、ただ秋人が…」








え…?


今、声が…。















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