この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
少女X
第1章 少女Xと青年




『───っん…』




寒くて、目が覚めた。

自分の身体を見下ろすと、見事に何も着ていない。
ここは人通りの無い路地裏。
つまりは外な訳である。

今がいくら春だからといっても、こりゃ寒いはずだ。

見回せば、転々と服が散らばっている。
私はそれらをひとつずつ集め、着るわけではなく抱き込んだ。

…着たくないってわけじゃない。
むしろ本当は着たいけど。

でも、まだ。

“終わってない”から。





「…起きたか?」




掛けられた声に顔を上げると、そこには申し訳なさそうな顔の若い男が立っていた。

彼の手には缶コーヒーがふたつ、握られている。





『…寒い』




少し責めたような口調でそう言うと、彼は苦笑いを浮かべる。





/6ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ