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貸出奴隷 裕美子
第7章 絵里と裕美子

「ずいぶんいい声で泣くのねぇ、絵里」

それまで様子を見ていらっしゃった美樹様がバラ鞭を手に取られました。両手吊りのままご主人様に貫かれ、2本の蠟で責めたてられている絵里様に、さらに背中から美樹様の鞭が襲います。

バシッ  ビシッ

一本鞭のような鋭い痛みではないかもしれませんが、美樹様の鞭に容赦はありません。
吊りの苦しみ、熱蠟と炎の暑さ、そして鞭・・・絵里様は狂ったようにのたうち、絶え間なく悲鳴をあげて泣き叫ばれました。

「あぁっ・・あぅっっ・・・はっ・・・うぐっっ・・ぐっ・・・ぎゃぁっ・・」

「お礼の言葉が聞こえないわよっ 絵里っ!」

鞭をふるいながら美樹様が絵里様を叱りつけます。

「あがっ・・・あっ・・あぁっ・・・ありがとう・・ございますっ・・・ぎゃっ・・あ・・」


「お願いですっ・・裕美子を・・裕美子を責めてくださぃ・・絵里様を許して・・」

何度目かの裕美子の叫びにも、美樹様もご主人様も振り向いてさえくださいません。絵里様への凄惨なお仕置きを、裕美子はただ見ていることしかできませんでした。


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