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二人の距離は350m
第4章 デート?
露葉がテーブルで広げたのはラップでキャンディのようにくるまれたロールサンドだった。

「あれ?美味しい」

「『あれ?』は余計です」

「ごめんなさい、このシチュエーションだと美味しそうなのは見かけだけっていうのがお約束だと思って」

そんなことを言いながらも表情と食べる速度が伊丹の満足度を表していて、露葉は密かに胸を撫で下ろすのであった。



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