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二人の距離は350m
第4章 デート?
帰り道、あと五分も歩けば伊丹のアパートという辺りで突然雨が降りだし、走って部屋に辿り着いた時には二人ともずぶ濡れになっていた。


「目崎さん、とりあえずこれ、で…」

振り向いた伊丹は渡そうとしたタオルを取り落とす。

なんとなれば、濡れたワンピースが張り付いて身体の線が露(あらわ)になっているだけでなくピンク色の小さな突起までが透けて見えていたからだ。

「ま、まさか目崎さん…」

「はい、上も下も下着は着けてません」

「な、ななななんで…」


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