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シリウスの小説執筆方法論
第8章 小説を構成するもの
タケシは拳を握り、マモルの顔めがけて突き出した。
渾身の力でだ。
しかし、マモルはそれを寸前で避けた。
タケシはもう一度マモルを殴ろうと拳を振り上げた。
その時だった。
先にマモルが殴ってきた。


少し描写に手を加えましたが『渾身の力でだ』というのは『説明』です。
見た目ではわからない情報です。
どうでしょう?
なにか、動作に深みというか厚みが出てきたと思います。
もちろん『渾身の力で』といのを『タケシは拳を握り、渾身の力でマモルの顔めがけて……』とも書けます。
これは、作者の好みになります。
でも『説明』を加えることで、描写がレベルアップします。
あともう一つ、あるものを加えるともっと小説らしくなります。

タケシは拳を握り、マモルの顔めがけて突き出した。
渾身の力でだ。
しかし、マモルはそれを寸前で避けた。
「ちくしょう!」
タケシはもう一度マモルを殴ろうと拳を振り上げた。
その時だった。
先にマモルが殴ってきた。


「ちくしょう!」
という台詞を加えました。
でも、勘違いしないでください。
台詞を入れると、小説らしくなると言いたかったのではありません。
タケシが「ちくしょう!」と口に出すほど激情している状態であると、伝えたかったのです。
もしこれが「ちくしょう!」ではなくて「けっ、お前、やるな」だったら、タケシもマモルもそれなりの使い手で、タケシがそれを余裕を持って楽しんでいると想像できます。

どうでしょう?
動作を行っている人物の心理状態が垣間見れると、場面の雰囲気が伝わります。
今は『台詞』を使って感情を表現しましたが、『描写』でもできます。
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