パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第29章 あとがき

■運命

　暗いニュース。事件。不祥事。
　日本のマスコミはそーいうの大好きです。

　外国からの留学生なんか、驚く人もいるみたいですね。
　なんでメシどきに殺人事件の解説とかを嬉しそうに流してるんだ！　と。
　クレイジー！　イエス・アイ・アグリー！

　メシ時どころか、そういうの一切流したらダメな国もありますもんね。
　それもどうなのと思いますが。

　素晴らしい国に住んでいると国民に思わせなくてはならない国は大変だし、ダメな国に住んでいると国民に思わせなくてはならない国も同様なのかもしれません。

　そんな、人が死んだの、殺されたのというニュースを見ていた友人が一言「運命か……」と呟いた。

　んなわけあるかい！

　いじめを苦にして自殺したり、なんの落ち度もなくて不慮の事故に巻き込まれて死んだり、自己中心的な馬鹿に殺されたり、そんなことが運命であっていいはずがない。

　それはただの不幸なんだよ。
　生まれ持った運命なんかではない、断じて！

　と、まあ大人気なく無性に怒りを覚えてですね。
　それで書きました。

　一発書き書下ろし。