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第30章 エロくて新学期！

「ううっ……」
「反応があるってことはちゃんと本物なのかしら……」

　くにくに。くにくに。

　先輩の指が何度も何度も亀頭を刺激する。こそばゆいような快感がじわじわと込み上げる。

「あっ……く……う……せ、先輩っ……そ、そんなに……し、しないでください」
「どうして？　気持ち良いでしょう……嬉しくないの？」
「う、嬉しくない……ことはっ……ううあっ……な、ないですけどっ……」

　先輩……どうして先輩はこんなこと……。

　戸惑いと気持ち良さのせめぎ合いの中、息も絶え絶えとなりながらも抗う僕は、目を閉じて懸命に責めを堪える。

　と、さらか先輩の指の動きが止まった。

「さ……トシアキ君、ズボンのチャックを降ろして中のモノを見せてごらんなさい……」
「え……？」
「言ったでしょ？　持ち物検査よ……ここを膨らませているのが本物のオチンチンかどうか確かめなくちゃ」
「ほっ……本物ですよ！」
「じゃあ、見せられるわよね」
「どっ……どういう理屈ですか！」
「やましい事がないなら堂々と見せられるはずでしょ？」

　いや、ええーっ？　そ、そういうものなの？

　僕には全く筋が通っているようには聞こえないんですけど！
　でも、さらか先輩はさも当然とばかりに平然と言ってのける。
　周りの皆も、さらか先輩の言葉じゃないが堂々と……本当に堂々と男も女もアソコを晒して互いにいじくり出していた。

「すごーい、おっきい～」
「ビショビショになってんじゃん……感じまくってるな」
「もっと根元まで咥えてくれよ……」
「ンアアッ！　そこっ……クリッ……アアッ！　気持ち良すぎっ！」

　教室のあちこちで痴態が繰り広げられ、嬌声が上がる。
　気づけば、アソコを露出していないのはさらか先輩と僕だけとなっていた。