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タンバリンでできたオーロラ
第30章 エロくて新学期!
そして、それよりももっとずっと温かい。人肌の温もり……いやそれよりももっと……これは先輩の体の火照りだろうか。煮えたぎるとまでは言わないが、それでもそれに近い熱気を帯びた肉の壺だ。
それは、いともたやすく僕の二本目の指をも呑み込んだ。
「ハアアアアンッ!」
さらか先輩が再び大声を出し、体を仰け反らせる。
エロい……エロすぎる……!
頭にカッと血が昇る。
本能の赴くまま先輩の肉の中で指をひねり、くいくいと屈伸させてみる。
「ウンッ……ああっ……アハアアッ! トッ、トシアキくぅんっ……あっ……指ぃっ……」
「先輩っ……可愛いよっ!」
そう口にしてみて気がついた。さっき先輩も僕に「可愛い」って言ってくれたっけ。あれはこういうことか。
気持ち良くなって、身悶えする姿って愛らしいんだ。
じゅぴっ……ぷちゅ……じゅぽっ……。
僕の指がくねる度にその通りに先輩の体もくねる。動きを増幅する装置でもついているかのように、右に曲げれば右に、左に曲げれば左に、さらかさ先がゆらゆら揺れる。もちろん、その度に喘ぎ声を立てて。
「アンッ! アアンッ! アアッ……アアアンッ!」
凄い……あの先輩がこんなにも乱れるなんて……。
朗らかで、気遣いもできて……いつも周りの事に気を配っている先輩が、今は僕の指に与えられる快感にだけ酔いしれている。
「いやらしいですね……さらか先輩」
「そうよっ……ウ……ふぁっ……ふ、風紀委員長だもの……学校で一番いやらしい……ん、だからぁ……」
そんな先輩のとろんとした目つきに僕はまたは胸を打ち抜かれる。
恥じらいはもうどこかへ行ってしまったようだ。代って先輩を今支配しているのは性愛への欲求だろう。ぐいっと脚を両側に大きく開いてその部分を僕に見せつける。