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タンバリンでできたオーロラ
第30章 エロくて新学期!
 よく、「下のお口」と言い方をするけれど、それって本当なんだなと僕は思った。

 指を挿れているのは僕だが、先輩のオマンコのほうが僕の指にしゃぶりついているようだ。オマンコが上唇と下唇をきゅっと寄せて僕を逃すまいと密着する。中もドロドロだし、唾液まみれの口の中のようだ。
不意にそれがその通りなのか確かめたくなって、僕はもう空いた方の手の指をピストルの形にして先輩の鼻先に突きつけた。

「あ……」

 うっとりと僕の指先を見つめる先輩。
 どうするだろう?

 見守る僕。

「あ、あ……ああ……」

 先輩の可憐な唇がゆっくりと開き、中から愛らしい舌が這い出す。

 ちゅ……ぷ、う……。

 舌が、先輩の舌が僕の指をそっとその上に乗せる。それを追いかけるようにして唇が包む。先輩の上と下、両方の「口」に僕の指が呑み込まれた状態となる。

「んっ……ングッ……あむ……」

 甘い声を漏らしながら、体の中へ挿入された僕を貪欲に堪能する先輩。
 上に挿し込まれた指にはいやらしく絡みつく指が、下に挿し込まれた指にはキュウキュウと締め付ける膣肉が、余すことなく快感を味わおうと吸着する。

「凄いよ……さらか先輩。先輩がこんなドスケベだったなんて知りませんでした」

 僕は率直に思ったままを口にした。
 しかし、先輩はその言葉に反応してますます感じてしまったようだ。

「んっ……んんっ……ンググッ……」

 潤んだ目を細め、切なそうにしていっそう激しく咥えた僕の指をしゃぶり始める。膣の中もざわざわと襞が蠢き始め、まるで生き物のようだ。

 ぐちゅうっ……。

 僕は指を両方とも引き抜いた。
 ヨダレと、愛液がにちゃっと糸を引いて垂れ落ちる。それはとても淫猥で――それでも全く先輩の清純さを損なうことなく――こぼれた滴がキラキラと輝いて見えるほど、美しかった。

「綺麗……ですよ……さらか先輩……」
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