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タンバリンでできたオーロラ
第30章 エロくて新学期!
「素敵よ……トシアキ君の……中で……凄く……硬い……」

 ……硬いのはやっぱり気持ちいいのか。
 繋がったまま、僕らは見つめ合った。
 吸いこまれてしまいそうな、さらか先輩の大きな黒い瞳が近づいてくる。

 ちゅっ……

 ついばむようなキス。触れたと思った瞬間離れるファーストコンタクト。尖らせた唇の感触だけが圧倒的に残されて、もう一度味わおうと思わず追いかけた所に、振り子のように本物のキスが戻って来た。

「んむふぅっ……んっ……んんっ!」

 さっ……さらか先輩っ……うっ……うああっ! あっ……あっ……。
 僕の唇をこじ開けて這い込む先輩の唇。にゅるりと冷たい肉の侵入をあっさりと受け入れてトシアキ城は陥落。もう、あとは蹂躙されるがままとなる。

「んんっ……ンンンッ……ンッ……ンッ……んんん……ンーッ!」

 凄いよっ。キスってこんなに気持ち良いものだったんだ。ある意味、先輩の中に呑み込まれているオチンチンよりも刺激が強い。

 先輩が僕の口の中を舐めまわす度に、僕の目の裏側あたりでバチンバチンと白い火花が弾ける。のたうつ愛の肉が僕の舌を引きずり出し、吸い、絡みつく。

「あっ……ぐ……う……ふぇ……ふぇんぱぃぃっ……」

 じゅるっ……じゅぷぅっ……ぷじゅうぅっ……。

 うわああっ……立てる音も滅茶苦茶いやらしいじゃないか。それに合わせて先輩が僕のカッターシャツのボタンを外し、胸の中に手を差しこむ。細くて華奢な小さい指先が僕の乳首を探して当て、コロコロと転がした。

「ううあっ!」

 くすぐったさと冷たさ、そしてその余りの心地良さに、衝動的に顔を背けてしまった。ずるりと舌が抜け、僕と先輩の唇が離れる。

 しかし、さらか先輩はそんな事、意にも介さずそのまま全身を押し付けるようにして体を寄せ、僕の首筋にその舌先を這わせる。

「ああっ……せっ……先輩っ!」
「うふっ……可愛い……」

 ぺちょっ……ぺろっ……ちょろろろろっ……。

 器用に舌先を震わせて、先輩がうなじを攻め続ける。

「あっ……あっ……」

そのまま這い上った舌が、丁寧に僕の柔らかい耳の裏から耳たぶ、そして穴の中まで舐めてゆく。

「うわっ……あっ……ああっ……きっ……気持ち良いっ……」
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