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タンバリンでできたオーロラ
第31章 高瀬瑠々菜がひとりエッチをする権利
「ああっ……ああんっ! どうして……幸村くんの名前……呼ぶと……感じる……こ……こんなの……初めて……」

 その感情の正体に気づかぬまま、それが自分に許されているとは思いもしないまま、汲めども尽きぬ淫蕩の衝動のままに、快楽を貪る瑠々菜。

「ああっ……圭一……くんっ……圭一くんっ! うああっ、あああっ!」

 下着を脱ぎ捨て、膝を折って後ろに倒れ込んだような姿勢で大きく脚を広げ、指に指を添えて一心にぬかるみを掻き回す。

 寝巻の上のボタンをはずすのももどかしく、胸を掴んで激しく揉みしだく。乱れたベッドに反り返る肢体、青白く輝く白い乳房。

「んはああっ……ああっ、やだよっ……もう、一人はいや……寂しいよ……だって……!」
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