この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
タンバリンでできたオーロラ
第34章 ドクター・オフィスラブ
「あの、洗わなくても……?」
「かまわん、寄越したまえ」
恥ずかしくて目を合わせられないマリカくんが、手だけを伸ばして差し出してくれたそれを俺は受け取る。
「それではオペレーションを始める。大腿骨脳挫傷開胸手術フタマルヒトゴー」
「大腿骨脳挫傷開胸手術フタマルヒトゴー……」
周囲のスタッフたちが唱和し、太鼓を鳴らす。
ズンズンドッコ、ズンズンドッコ……♪
医療の神よ、我らのこの捧げものをどうかお受け取り下さい。
そして、この者の傷を癒し給え……!
「せっ……先生っ!?」
クランケが目を丸くしている。
だが、素人は黙ってろ。
「うりゃあああーっ!」
俺は患部にお供え物をブチ込んだ。
《ドクター・オフィスラブ 了》
「かまわん、寄越したまえ」
恥ずかしくて目を合わせられないマリカくんが、手だけを伸ばして差し出してくれたそれを俺は受け取る。
「それではオペレーションを始める。大腿骨脳挫傷開胸手術フタマルヒトゴー」
「大腿骨脳挫傷開胸手術フタマルヒトゴー……」
周囲のスタッフたちが唱和し、太鼓を鳴らす。
ズンズンドッコ、ズンズンドッコ……♪
医療の神よ、我らのこの捧げものをどうかお受け取り下さい。
そして、この者の傷を癒し給え……!
「せっ……先生っ!?」
クランケが目を丸くしている。
だが、素人は黙ってろ。
「うりゃあああーっ!」
俺は患部にお供え物をブチ込んだ。
《ドクター・オフィスラブ 了》