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弟プレイ
第14章 続編,お風呂ドッキリ
私の目では見えないけれど、きっと真っ赤なキスマークが散らされているに違いない。
その口づけは肩口にも落とされ、濡れた髪が張り付くうなじにも吸い付く。
「あっ……は、あぁ」
「ん……俺のモノって印、ね。消えたらまた付けるから」
「……ずっと、残っていれば良いのに」
「姉貴……」
本音をぽつり、呟いた。
私は蒼のモノだという確かな証。
今は一緒だから、いい。
けれど私達は世間から見れば、姉弟で。
――両親に知られたら?
もしかしたら、離ればなれにされるかもしれない。
それを思うと、恐い。
「大丈夫。俺達はもう、誓い合った仲なんだから」
チュッと頬っぺたを啄みながら、私を安心させるように蒼が微笑んでくれる。
そうよ。あの時だって、私は誓ったはずだ。
蒼がいてくれれば、それでいい。
他には何もいらないからと――