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弟プレイ
第17章 続編,初恋の君
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グイッと眼前にまで迫られて、曖昧に頷く。
「神谷先輩って、今でも梓のことが好きなんですか?」
……あぁ、やっぱりな。
予想通りの疑問を振られて、動揺はしなかった。
「好きだって言ったら、どうなる?」
はい。でもなく、いいえ。でもない。
逆に質問で返してみた。
彼女がどう思ったのかは、表情からは窺えない。
ただほんの少し、童顔の大きな瞳が冷たく眇められたように見えた。
「そうですね……梓の友人として言わせて頂くと、諦めてください。と返すと思います」
ドキッパリと返されて、苦笑するしかない。
その反応も大方は予想してた。
恐らくは梓の親友だろう彼女の耳には、俺が梓を泣かせた過去も事実として入ってきているのだろうと思っていたから。
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