この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater12.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
弟プレイ
第17章 続編,初恋の君
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
「それは、俺が過去に梓を振ったから?」
「もちろんそれもありますけど……あの子が今、新しい恋を始めようとしているのを邪魔して欲しくないから。です」
「新しい……恋?」
この発言には、流石に動揺せざるを得なかった。
新しい恋。
つまりは、俺以外に梓の恋人になった男が……はたまた片思い相手の男が。
今は居るということか。
「あー……そっか、そうなんだ。じゃあ今日の合コンは付き合いか何かで?」
胸の奥で微かに燻る黒い感情。
それを微笑の裏にひた隠しにして、悟られないようにする。
「先輩と同じですよ。私が頼んで、ドタキャンした子の代わりに来てもらったんです。
でも……こんなことになるなら、あの子に頼むべきじゃなかった」
辛そうに顔をしかめて俯く亜美ちゃんに、少なからず申し訳ない気持ちを抱く。
だが……俺はそんなことよりも、中々戻って来ない二人が気になってもいた。
![](/image/skin/separater12.gif)
![](/image/skin/separater12.gif)