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君はカノジョ
第1章 飲み会帰りはエロスのにおい
ふーーーーっと息を吐いて上を見上げる。あら星が綺麗。と冷静なふり。効果なし。

上から彼女の顔を見下ろすと、長い睫毛が一番に目についた。化粧してるんだろうけど、なんか一本一本シューって伸びてて自然に見える。ほっぺがほんのりピンクでかわいらしいし、なんせ彼女は肌がきれいだ。ナチュラルメイクってやつらしいけど全然わからん。きっとすっぴんでも全然変わらないだろう、と、まぁ普通にバカな男である俺は考える。
過去の彼女たちがすっぴんになった時に受けたちょっとした衝撃はもう忘れている。本当に男はバカだよな。

っていうか睫毛とかほっぺとか本当はどうでもよくて、いや、どうでもよくないけどそれより一番目が行くのはそのなんだかツヤツヤ・プルプルして見える唇!ですよ!
キスしてぇ~。なんなのそのぷっくりした感じ。ピンクで柔らかそうでしっとりした感じで、超!エロいんですけど…。
ほんのちょっと開いててすこぉし奥行きが見えるっつーか想像しちゃうっつーか今すぐぶちゅ~っとやっちゃいたいっつーか…。

っっっていうか本当のほんとうのところは何が一番気になるってこのぴったりくっついたバディ!ですよ。ねぇ。わかってんの、この人。わかっててやってんだろうな、ってのが悔しくも可愛いんですよ。たまらんのですよ。
あぁ俺ってものすごくバカだ。
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