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第17章 　極上スイーツ.

「あ…の……ゴメンなさい、ドＳとちゃらんぽらんってなんですか…」

「なんで真顔なの、しかもなんかおかしい」


だってそれじゃ…


すると、ふたりは懐から取り出したカードケースからそれぞれ１枚をアタシに差し出した

名刺だ


って────…


「…………!!」


思わずお皿とフォークを落としそうになる




＊────────────────────＊

【 S.R.E　GRAND TOKYO ─Casino & Resort─ 】

【株式会社 S.R.E】

　　　　　　代表取締役
　　　　　　　　　紫堂　渚

＊────────────────────＊




っ────!!


「し…紫堂…サン!?」

「…は!? なんだその反応、お前にそれやるの２枚目なんだけど」

「あっははー♪初めて会った時とは大違い♪」

「え゛!!」


そう…なの!?

残念ながら覚えてない…けど


「…ちゃんと行儀よく受け取れてました、よね？」

「｢……………｣」


って、仲良く黙るなぁ!!


渚くんのドＳはなんとなくわかるけど、聖くんはちゃらんぽらんって…


今度は彼の名刺に目を落とす


…………!!


あ…の…


「ここって確か…」

「あ、知ってる!?お利口さんだね♪」


いやいやいや、知ってるもなにも…