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淫らデッサンに疼く人妻
第3章 近崎絵画教室
「今回はデモンストレーションですし、この場に美雪さんと親しい茜さんしかいらっしゃらないということで、こちらで脱いでいただいておりますが、先ほどご説明いたしましたように、普段は更衣室を使っていただけますよ。念のため」
 近崎がそれまでと変わらぬ冷静な口調でそう説明し終わったとき、美雪は全部服を脱ぎ終わり、一糸まとわぬ裸体を晒していた。
 温泉旅行へ行ったときや、プール等の更衣室を一緒に使用したときに、茜は何度も美雪の裸を目にしていたが、このように異性のいる場で美雪が裸になるのを見たことはない。
 そして、その状況が、茜をうろたえさせるのだった。
 美雪の大きな胸は現在も弾力を失わずに保たれており、お尻も引き締まっている。
 股間は鬱蒼とした茂みに覆われていて、花唇などを確認することはできない。
 また、本人いわく「ウエストがもっと細くなりたい」という話だったが、見る限り、そんなに太いわけでもないので贅沢な悩みだ。
「じゃあ、どんなポーズで?」
 美雪の声色は普段と全く変わらず、そのことも茜を驚かせた。
 表情も平常時のままで、すでに近崎が美雪の身体の方に顔を戻しているのに、全く気にしている素振りもない。
「オーソドックスな立ちポーズでお願いできますか。細かいところは、美雪さんにお任せしますよ」
「はーい」
 近崎に言われ、美雪は自然な立ちポーズをとった。
 重心がやや右よりになっていたり、左手をお腹に添えていたり、そういうところに美雪のアレンジが散見される。
 しかし、二つの乳頭や、股間の茂みは全く手で覆われておらず、近崎と茜の前に晒されていた。
 そこまでじろじろ近崎を観察していないため茜には分からないが、きっと近崎の視線は、美雪の乳頭や秘所にも這っているのだろうと茜は想像する。
 そして、まるで裸になっているのが、美雪ではなく自分であるような錯覚に陥り、茜は混乱し、当惑していた。


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