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第10章 あたしに全部見せなさいっ！

　だからその上目遣い反則っ！

「の、臨むところよっ」

　売られた喧嘩を買うがごとく、ズボンを掴む。
　羞恥や躊躇いを全部追い払い、両手を使って柚留の下着ごといっきに下ろした。
　ぷるん、と勢いよく飛び出してきた、イチモツ。

「な、なんか前より……」
「あれ、僕の、大きくなった？」

　だよねやっぱり！
　柚留は驚いた顔で、自分のに触れた。フル勃起した柚留の男の子な証に。

「……なんかいつもより硬くなってるような……」
「なんで!?　成長期!?」
「……それは違うんじゃないかなぁ」

　柚留が困ったように笑う。

「まりねちゃんがイクの見て、興奮……したからかな」

　照れたようなそんな言葉が可愛くて。

「あ、まりねちゃん……っ」

　あたしは柚留のそれを、片手でそっと掴んだ。すごく熱くて、硬い。