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そして、花開く
第5章 ~ 4 ~


三人で飲みに行った日、二人が行きつけだという居酒屋に連れて行かれた。

お洒落なバーが似合いそうな二人だが、店の大将と仲が良いらしく、壁際のカウンター席を陣取った三人は楽しい酒を飲み、酒も話も進んだ。


『町田くんさ、営業スマイル上手くなったよね~』


なんの脈絡もなく、葉嶋が話し始める。
有田を挟んで座っていた聡が葉嶋の言葉に驚き、思わず顔を覗き込んだ。

有田が盛大に吹き出している。


『それは…どういう意味ですか?』
『え?褒めてんだけど』


酔ってんのか、オッサンとツッコミを入れたくなる。
有田が聡の肩を叩いた。

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