この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
そして、花開く
第6章 ~ 5 ~

結局、濡れた床を傍にあったティッシュで拭いてくれたのは、自分の失態を笑いもせず冷静に対処してくれた大樹だった。

『ちょっと冷めたな、温め直すか?』
『いえ!滅相もありません!』
『ピザは焼きたてだから、美味いぞ』
『はい…もう本当にすみませ…』
『清貴はチビる位笑ってた。それに普段、色んな事をそつなくこなしている様に見える聡の、意外な一面が見れて良かったから、すみませんは無しな』

大樹はいつもと変わらない表情で、聡のグラスにグラスを当てると、赤ワインを口に含んだ。

ありがとうございます、と頭を下げてから、グラスを手に取り一口飲むと、思っていたよりも、ずっとフルーティーな味がした。
思わず一杯目は、クイッと飲み空けてしまった程だ。

ピザもパスタも絶品で、余り食事をしながら酒を飲む事のない聡も、あっさり完食した。

『ご馳走さまでした、片付けは俺がやります』
『ん?あぁ、なら頼むな』

皿をカウンターに置いてから、キッチンに入って片付け始める。
作ることはないが、自分がこれだけ作れば、キッチンは地獄絵図の様になっている筈だ。

/140ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ