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貶女(おとしめ)
第12章 【エミ side】
『コンビニ、コンドーム、芦原』


突然 訪ねてきた垂水にそう言われ、そこでエミは自分が何をしたのか鮮明に思い出す。

(私…莉桜のランチバッグにコンドームを…)

──芦原とコンビニ店員は気づかなかったが、俺には防犯ビデオでお前の動きが不自然に見えてな

──この事は警察はもちろん学校にも黙っていてやる、その代わり…


学校にバレたら良くて自宅謹慎、悪ければ停学だ。

何より怖いのは、
(元基君に軽蔑されること…)


…エミに選択の余地はなかった。




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