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貶女(おとしめ)
第12章 【エミ side】
脚の間にヤツが入ってきてアソコに硬くて熱い塊がセッティングされ、私はギュッと目を閉じて元基君の顔を思い浮かべる。

せめて、頭の中では元基君に抱かれたいから…

「目を開けろ、エミ」

せっかく目蓋の裏で元基君が微笑んでいるのに、彼の爽やかボイスとは似ても似つかない汚い声がして無理やり目を開けさせられた。

「何すんのよ!?」

「誰がお前の処女膜を破るのか、しっかり見とけ」


…酷い。
私には妄想の中でさえ元基君に抱かれることは許されないんだ。



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