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貶女(おとしめ)
第13章 【○○警察署 相談室】
「…ちょっと上田さん、ココが何処だか分かってます?警察ですよ、セクハラで訴えられたいですか?」

花代が肩に置かれた手の甲をつねると、
「じゃあ俺んちで続きをしよう」
上田は性懲りもなく今度は手を握った。

「行きません!それに…あの夜のコトは忘れるって約束でしたよね?」

「そうだっけ?」

「そうです!酔った勢いで…私、あの時はどうかしてたんです。一夜の過ちなんです、忘れてください」

手を振りほどこうとするが、今度は上田も引き下がらない。むしろ握った手を引き寄せガッチリ花代を抱き締める。



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