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貶女(おとしめ)
第3章 【学校編】映子先輩
「シンヤ!」
映子はマイペースなシンヤを引き剥がし、
「驚かせてごめんね、莉桜ちゃん。もう帰らせるから…」
安心させるように莉桜の頭を撫でた。
「だ、大丈夫です…あたしこそ、騒いですみませんでした」
気丈に振る舞っていても、声はまだ震えていて顔は青ざめている。そんな莉桜を宥めつつ、映子はシンヤを睨み付けるが…
「なあ映子」
「なによッ」
「ちょっと」
莉桜をその場に残し、映子を引きずるように寝室へ連れて行ってしまった。