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第15章 【田舎編】養父の下心

久しぶりに会った莉桜は、終始うつ向いて黙りこくっているせいか、高校入学祝の礼状に同封されていた制服姿の写真より大人びて見え、仄かな色気さえ漂わせていた。

完吾は その色香に反応しそうになる下半身に
『血の繋がりはなくても、これから家族になる娘だぞ』
と言い聞かせ、誰にも気づかれぬように宥めるのに全神経を費やした。