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貶女(おとしめ)
第15章 【田舎編】養父の下心
完吾達の気遣いを察した莉桜は、
「迷惑かけてごめんなさい…」
ホロホロと涙を溢す。

「なんで謝る?あのな、一番近い高校でもここから車で1時間くらいかかるんだよ。だから行きたくないって言ってもらって俺はホッとしてるくらいさ」

「伯父さん…」

「伯父さんじゃない、お父さんだろ?」


泣き出した莉桜を母親が抱き寄せるのを見て、それは今は俺の娘だ こっちに寄越せと完吾は義妹を妬んだ。

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